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【カメの飼い方】飼育に必要な物と育てやすいカメの選び方について

爬虫類と聞くと蛇やトカゲを連想して、拒否反応を起こしてしまいますが、カメもれっきとした爬虫類なんです。

子どもの頃ミドリガメは噛まれるから、飼ってはダメと言われた経験がありますが、ではペットとして飼うには、どんな種類のカメがいいのでしょうか?

この記事では初心者でも飼育しやすい小さなカメの飼い方と、飼育する時の注意点をご紹介します。

カメの飼育に必要な物

  • 水槽:60㌢と水槽の蓋
  • カルキ抜きとろ過装置
  • 砂利:ろ過作用のある砂利を使用すると、水の汚れを遅らせることができます。
  • カメのエサ:カメ専用の餌を与え、魚の切り身や小エビ、葉物の野菜など栄養バランを    考えて与えるようにします。
  • 水温計:適温は25℃〜27℃前後を保つ様にします。
  • ヒーター・冷却ファン
  • 浮島や隠れ家
  • 紫外線ライト
  • バスキングライト

カメの選び方

縁日やペットショップでカメを購入する時は以下の点に注意して選びましょう。

甲羅がしっかりしている


甲羅が柔らかいカメは、カルシウム不足や日光浴不足が原因です。
もし飼育中に甲羅が柔らかくなってしまったら、カルシウム分の豊富なエサを与えたり、十日光浴をさせることで改善します。

目がぱっちりしているカメを選ぶ
爪が欠けていたり怪我や傷のないカメを選ぶ
元気に動きまわっているカメを選ぶ

カメの種類

カメの種類は水棲と半水棲そして陸棲の3種類です。水場に住む亀と、陸に住む亀と、そして水場の環境と陸の環境両方が必要な亀です。

日本でよく見られるカメは半水棲です。

公園の池では泳いでいる姿もみますが、日光浴をしながら甲羅干しをしてるのもよく見かけます。

このように陸に上がる時間も必要な種類のことを『半水棲』と呼びます。この種類のカメを飼うには、水槽の中に陸地も作ってあげなければなりません。

水棲のカメは、陸に上がる必要があまりなくて、本当に生涯ほとんど水中から出ないものから、産卵時だけは陸上に上がるカメなどがいます。

また陸生の亀は水浴びをする時くらいしか水に入らず、陸地で生活している亀を飼うときには水浴び用の浅い容器などが、必要ですが泳ぐ程広い水槽は必要ありません。

飼育にお勧めのカメ

初心者が飼いやすいカメは、性格が温厚で人懐こく、丈夫で大きくならないカメがいいですね

ミシシッピーニオイガメ


体調は10センチほどと、小さいのに丈夫なカメです。

甲羅が美しく温厚な性格をしていて、人懐っこいのでカメと触れ合いたいお子さんにはいいでしょう。

水の汚れに敏感なので、病気にならない為にも水換えはこまめに気を配ってあげましょう。

ニホンイシガメ(半水棲)

小柄で人懐っこいイシガメも、初めてカメを飼う方にもおすすめです。甲羅が美しく大きさは20㌢程で、日本固有種の亀で世界的にも人気があります。

雑食性のため食べられるものが多く、綺麗な水を好むため、水質管理には注意が必要です。日当たりと風通しが良い静かな環境を好みます。

物音に敏感で臆病な面もあるため、強い光や音がする場所での飼育は避けましょう。


イシガメの水槽は臭いが出やすく、放っておくと悪臭の原因になります。水質悪化により皮膚病になりやすいので、できるだけ綺麗な水質を保つようにしましょう

イシガメは食欲旺盛で、トイレの回数が多く、水中で排泄するため、水が汚れやすくこまめな水換えが必要です。

排泄物が多いので新しい水に変える前に、砂利やろ過フィルターなどはこまめに洗っておきましょう。

またイシガメは、やや強い紫外線が必要なので、飼育スペースには必ず上陸できる場所を作り、バスキングライトを設置します。

甲羅干しは皮膚病の予防になりますので、体をしっかりと乾かせる場所を作ってあげましょう。

ミドリガメなどは縄張り意識が強く、気性の荒い面があるため触ると噛まれる事がありますが、イシガメは穏やかな性格なので飼育しやすいです。

カメのエサの与えかた

1日1回(子ガメには2~3回)食べ残しが出ないように与えましょう。水を綺麗に維持するには、残ったエサはこまめに取りのぞきましょう。

水替えは出来るだけ毎日してあげましょう。フィルターをつけた場合の水替えは、1週間に1度位でいいです。

フィルターはろ過バクテリア(微生物)の力で水をきれいにする機械で、フィルターを使うと水が汚れにくくなって便利ですよ。水に酸素を含ませて循環すると、腐敗、悪臭を防ぐ事ができるんです。

水替え時の注意点は、カメにとって水温の急激な変化は、とてもショックが大きいので、冷たい水の中にいきなり入れたりするのはやめましょう。

カメの冬眠について

カメは寒くなると11月~3月頃まで冬眠をするので、冬眠中は餌は与えてはいけません。

飼育中に冬眠をさせない場合は、ヒーターを使ったり部屋を暖かくして、水温を20度前後に保ちましょう。

カメを飼育してると臭いが気になりますが、臭いの大きな原因は汚れた水です。特に夏場はすぐに水が汚れてしまうので、こまめな水替えが重要です。

もし水替えをしても臭いが取れない場合には、餌を変えるか、カメ専用の消臭剤を利用するなどで臭いを抑える事ができます。

カメは可愛いですが寿命は20年と長いので、最後まで面倒が見れるかよく考えてから、飼育しましょう。