水槽を貰ったので、観賞用に魚を飼ってみたいけど、何がいいか悩んでませんか?
「熱帯魚を飼いたいけど難しそう」と、思うなら手始めに金魚を飼ってみて下さい。
この記事では 金魚が病気にかからない為の、水槽の掃除や水換えの方法と飼い方 について解説します。
金魚を飼う時に必要な物
夜店ですくって来た金魚は、すぐに死んでしまうと思ってませんか?家で金魚を飼う時には、下記の様な事さえ気をつければ金魚も大きく育ちますよ。
はじめて金魚を飼育する時には、どんなものを揃えたらいいのでしょうか?
1)水槽
金魚が2~3匹なら、小さな金魚鉢でいいと思いがちですが、長く飼育するなら60cmの水槽を用意する方が水も汚れにくくおすすめです。
2)フィルター付きエアポンプ
水槽内に酸素を送り込み、水の汚れを取り除いてくれます。
エアチューブで、エアポンプとろ過フィルターをつなぎます。
3)カルキ抜き(塩素中和剤)
水道水に含まれている塩素を、中和させるための薬剤ですが、水道水を1日汲み置きする場合はカルキ抜きは不要です。
4)バクテリア
アンモニアの分解や雑菌の繁殖を抑えるために、バクテリアは必要です。
水換えが1〜3週間単位なら、バクテリア剤を入れておきましょう。
1)砂利
水草を入れるなら砂利は必要で、水質維持やバクテリアの繁殖にはプラスになります。
金魚の飼い方
水の準備
水道水をバケツやたらいに入れ、1~2日おくとカルキ抜きができます。直射日光に当てるのも効果的です。
水道水は殺菌剤として塩素(カルキ)が含まれているので、塩素を取り除きます。水をきれいに保つために、ロカバクテリアを適量入れておくと良いでしょう。
ロカバクテリアは、金魚の糞や食べカスなどを分解してくれます。
水槽と砂利を水洗いする
水槽と砂利は洗剤は使用せず、きれいに水洗いします。
その後カルキ抜きした水を水槽に入れます。
金魚を水槽に放つ
金魚飼育の適温は15~28℃ですが、金魚は急激な温度の変化には弱く、わずか4~5℃の変化でも死んでしまうことがあります。
ですから夜店ですくって家に持ち帰った金魚を、急に水槽の中へ放してはいけません。
金魚を水温に慣らす為に、金魚の入った袋を水槽に浮かせ30分以上おきます。
その後、袋の水を2/3ほど捨ててから、水槽の水を少しずつ袋に入れ、袋を沈めて金魚などを放します。
エサの与え方
夏はたくさん食べて冬はほとんど食べません
飼育1日目はエサを与えず、2日目からほんの少しエサを与えます。
5分以内に食べきれる量を1日2回与え、食べ残したエサは腐るので取り除きまます。
【注意】
①夏場は食欲が盛んな時ですが、エサは与え過ぎないようにします。
②雨天の日や冬場水温の低い日は、エサの量を控えてください
水換えの時期
水換え時の注意点として、水槽の水全てを変えるのはやめ、水の入れ替えとフィルターのそうじを同時にすることも避けましょう。
水の交換は金魚鉢の場合は、1~2週間に一度位します。
ろ過器のある水槽の場合は、1カ月に一度程度、水の1/3くらいを交換すると良いでしょう。
金魚を水槽から別容器に移す時は、網ですくうと金魚に傷が付きやすいので、小さな容器に水を入れ、そこに網で金魚を追い込んで移すようにしましょう。
水質の悪化のめやす
・金魚が水面に集まってる
・水が乳白色に濁ってる
・水面に泡が出て、なかなか消えない
水は金魚の糞や尿、食べ残しの餌から毒の強い物質が発生し、有毒な水へ変わっていきます。
金魚の餌の量
4月中旬~5月:2~3日に1回極少量から、1日1~2回少量へ少しずつ増やします。
6月~10月:1日2~3回しっかりと与えましょう。
11月:餌の量と回数を減らしていきましょう
12月~4月初旬:全く与えないか、数週間に1回極少量与えます。
※観賞魚用ヒーターを使用する場合は、年間を通して餌の量は一定になります。
餌の保管方法
餌は封を開けたままにしていると、湿気たり虫が発生したりするので、日光の当たらない室内で、ジップロックの袋や缶や瓶で保管し、半年程度で使い切るようにしましょう。
水槽の掃除のやりかた
①器具のコンセントを抜く
②コケそうじ
金魚はそのままでいいので、水槽のコケを取り除きましょう
③水槽の底のゴミを吸いだす
砂利の中のゴミを水替えホースを使い、1/3~1/2程度の水と一緒に吸い出します
④ろ材を洗う
ろ材にはバクテリアがいるので、吸い出した水でろ材を軽く洗います。
⑤新しい水を入れる
バケツに水道水を注ぎ、液体カルキぬきでカルキをぬいてから、ゆっくり水槽に入れます。
⑥金魚を水槽に放ちます。
初めて金魚を飼育する方は、水槽の水換えは少し面倒に感じるかもしれませんが、水替えもだんだん慣れてきますし、綺麗な水に変えてあげた水槽の中で、金魚がすいすい元気に泳いでる姿を見ると癒されますよ。
金魚も色んな病気にかかりますが、定期的なお掃除や水換えこそが、病気を防ぐ裁量の手段です。水さえ綺麗なら金魚は大きく育ち、長生きします。
縁日などで見かける金魚すくいの金魚は、和金でほっそりした体型をしていて、病気にかかりにくく、ある程度の環境に耐えられるタフさを備えているので、とても育てやすいですよ。